著者:関 勝寿
公開日:2016年1月23日
キーワード: python

東洋大学教員以外には関係のない記事です。

東洋大学の成績登録システムでは、学籍番号を1行目、成績を2行目に入力したテキストファイルを登録することになっている。そのファイル形式は

  • 文字コードは UTF-16
  • 区切り文字は TAB
  • それ以外の余計なスペース等の文字が入っているとダメ
  • 改行コードは CR/LF

となっていて、融通が利かないので作成するのが大変である。そこで「採点登録支援ツール」なるものが作られて、成績登録作業が「簡単にできる」ようになったとされているが、個人的にはどうも使いにくく、そもそも Mac ではうまく動かなかったりする。この支援ツールを使わない方法としては

  • Excel でデータをコピーしたあとに、テキストエディタに貼り付ける(TAB区切りテキストとして貼り付けられる)
  • Excel から「UTF-16 Unicode テキスト」で保存する

といった方法があるが、余計な文字(スペース等)が入っていると、これもうまくいかないことがある。

というわけで、Python 3 で成績登録ファイル作成スクリプト seiseki.py を書いた。

使い方は

seiseki.py 入力ファイル名 出力ファイル名

とする。入力ファイルは成績のCSVファイルで、1行目は学籍番号(半角数字10桁)、2行目は成績(SABCDE* のいずれか1文字)。成績は「/」を「*」に自動的に変換する。