著者:関 勝寿
公開日:2015年10月10日 - 最終更新日:2020年3月2日
キーワード: math jekyll

Jekyll のドキュメントによれば、Kramdown はMathJaxによる数式表示をサポートしている、とのこと。MathJax を使うためには、HTML に

<script type="text/javascript" src="http://cdn.mathjax.org/mathjax/latest/MathJax.js?config=TeX-AMS-MML_HTMLorMML"></script>

と記述して、MathJax を読み込ませる必要がある。MathJax を読み込ませるためのレイアウト mathを用意して、数式を使う記事には layout: math と指定することで、必要な時にだけ MathJax を読み込ませるようにした。設定はこれだけで、プラグインを使う必要はないので、GitHub Pages 上で数式の表示をすることができた。

LaTeX 書式の数式が MathJax でどのように表示されるかをリアルタイムで確認するためには MathJax checker を使うと便利である。

Kramdown のドキュメントに書かれている方法を使って、リチャーズ式を表示してみる。

\[\begin{align*} \frac{\partial \theta}{\partial t}= \frac{\partial}{\partial z} \left[ K(\theta) \left (\frac{\partial \psi}{\partial z} + 1 \right) \right]\ \end{align*}\]

この数式のソースコードは

$$
\begin{align*}
\frac{\partial \theta}{\partial t}= \frac{\partial}{\partial z}
\left[ K(\theta) \left (\frac{\partial \psi}{\partial z} + 1 \right) \right]\
\end{align*}
$$

となっている。すなわち、

$$
\begin{align*}

\end{align*}
$$

の間に、LaTeX で数式を記述すれば良い。

インラインでの表示は $$$$ で囲む。たとえば、

半径 \(r\) の円の面積は \(\pi r^2\) であり、球の体積は \(\frac{4}{3}\pi r^3\) である。

と表示するためには、

半径 $$ r $$ の円の面積は $$ \pi r^2 $$ であり、球の体積は $$ \frac{4}{3}\pi r^3  $$ である。

と書く。

2017年5月1日更新KaTeX による数式の表示について記した。