Jekyll 上での数式の表示
著者:関 勝寿
公開日:2015年10月10日 - 最終更新日:2024年7月1日
キーワード:
math
jekyll
Jekyll のドキュメントによれば、Kramdown はMathJaxによる数式表示をサポートしている、とのこと。MathJax を使うためには、HTML に
<script id="MathJax-script" async src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/mathjax@3/es5/tex-mml-chtml.js"></script>
と記述して、MathJax を読み込ませる必要がある。MathJax を読み込ませるためのレイアウト mathを用意して、数式を使う記事には layout: math
と指定することで、必要な時にだけ MathJax を読み込ませるようにした。設定はこれだけで、プラグインを使う必要はないので、GitHub Pages 上で数式の表示をすることができた。
LaTeX 書式の数式が MathJax でどのように表示されるかをリアルタイムで確認するためには MathJax checker を使うと便利である。
Kramdown のドキュメントに書かれている方法を使って、リチャーズ式を表示してみる。
\[\begin{align*} \frac{\partial \theta}{\partial t}= \frac{\partial}{\partial z} \left[ K(\theta) \left (\frac{\partial \psi}{\partial z} + 1 \right) \right]\ \end{align*}\]この数式のソースコードは
$$
\begin{align*}
\frac{\partial \theta}{\partial t}= \frac{\partial}{\partial z}
\left[ K(\theta) \left (\frac{\partial \psi}{\partial z} + 1 \right) \right]\
\end{align*}
$$
となっている。すなわち、
$$
\begin{align*}
と
\end{align*}
$$
の間に、LaTeX で数式を記述すれば良い。
インラインでの表示は $$
と $$
で囲む。たとえば、
半径 \(r\) の円の面積は \(\pi r^2\) であり、球の体積は \(\frac{4}{3}\pi r^3\) である。
と表示するためには、
半径 $$ r $$ の円の面積は $$ \pi r^2 $$ であり、球の体積は $$ \frac{4}{3}\pi r^3 $$ である。
と書く。
2017年5月1日更新
:KaTeX による数式の表示について記した。