情報処理実習F: 講義情報

1991年、インターネット上のハイパーテキストシステムであるWWW (World Wide Web) がリリースされた。それ以来、Webの利用は急速に浸透し、その技術は進化を続けている。また、ブログやSNS (Social Networking Service)、動画投稿サイトなどの便利なツールの浸透により、個人がインターネット上で簡単に情報発信できるようになった。そのベースになっているのはWWWやWebページ記述言語(HTML)といった基本技術であるが、便利なツールが浸透しているが故に、基本技術について学ぶ事なしに利用している人が多いのが現実である。本実習では、それらの基本を習得し、その上でいくつかの応用技術に触れる。具体的には、HTMLによるWebページの作成から始めて、JavaScriptなどの技術を用いたWebページの作成までを行う。

1. 基本的なHTMLタグを用いたWebページを作成し、サーバにアップロードできる。
2. CSSを用いて、コンテンツ情報とデザインを切り分けたWebページを作成できる。
3. アクセシビリティを考慮したできるかぎり多くの人が読めるWebページを作成できる。
4. ユーザビリティを考慮した使いやすいWebページを作成できる。
5. JavaScriptやCGIプログラムなどを使ったWebページを作成できる。

• 第１回　イントロダクション
• 第２回　WWWの歴史と仕組み
• 第３回　HTMLの基礎１（タグの使い方と基本骨格）
• 第４回　Webサイト公開の手順
• 第５回　HTMLの基礎２（表の作成）
• 第６回　HTMLの基礎３（画像の貼り付け）
• 第７回　スタイルシートの利用
• 第８回　アクセシビリティとユーザビリティ
• 第９回　演習（自己紹介ページの作成）
• 第10回　XHTMLベーシック（携帯電話対応ページ作成）
• 第11回　JavaScriptの基礎
• 第12回　CGIプログラム動作のしくみ
• 第13回　様々なWeb技術（Java Applet, クッキー, CMS 他)
• 第14回　Webとセキュリティ
• 第15回　総合演習（作品制作）